コージェネ
マイクロコージェネ
コージェネレーションシステム(Cogeneration System, 熱電併給システム)は、熱と電気を同時に作り出す装置で、一般的な火力発電所において排熱を利用しない場合、効率は40%程度であることに比べ、コージェネレーションの場合では総合効率90%以上と際立った高さとなることが知られています。
すなわち、地球温暖化をもたらすとされるCO2の削減はもとより、エネルギー効率を大幅に向上させることで低炭素社会の実現に大きく寄与するシステムと言えるでしょう。
従来のコージェネレーションシステムは数百KW~数十MWのガスエンジンやガスタービンを使用する場合が一般的でした。弊社は大きなメリットのあるコージェネレーションシステムをより身近で使いやすいものでありながら、極めて高い効率(95%)を実現し、メンテナンスがほとんど必要なく(潤滑油交換不要、ベアリングなし、ギアボックスなし)しかもマルチ燃料が使用できる、フリーピストンスターリングエンジンによるマイクロコージェネレーションシステムを提案します。
このマイクロコージェネレーションシステムは給湯や暖房も行うことができるばかりか、災害時などの独立電源としても使用できるシステムです。ことにプロパンガスなどを使用すれば、災害時ライフラインが停止した場合においても、電力と暖房を容易に確保できる災害に強いシステムを構築することができます。
(Qnergy社 6.5kWマイクロコージェネレーションシステム Q-CHP)
Q-CHP 一般仕様
項目 | 仕様 | 備考 |
燃料 | 天然ガス、LPG | |
燃料消費(Net) | 17 - 44kW | |
熱出力 | 14 - 36.4kW | |
発電出力 | 3 - 6.5kW | |
交流出力 | 100/200V単相、200V3相、50/60Hz | PCSによる系統連系可 |
寸法・重量 | 680x850x1480(mm), 295kg | |
認証 | CE, ETL |
(仕様は予告なく変更される場合があります。)
小型発電設備においては、ボイラーと蒸気タービンやガスタービンを用いた火力発電設備を導入するより、小型ガスエンジンによるコージェネレーションシステムが提供されています。Q-CHP コージェネレーションシステムは、フリーピストン型スターリングエンジンを用いているために、安価で効率が良く静粛で維持メンテナンスも容易になるシステムです。
Q-CHP コージェネレーションシステムの特徴
1. メンテナンスフリーの発電装置 オイル交換不要、ベアリング、ギアボックス無し
2. 高い熱効率 95%を実現(温水75%, 発電20%, 排気5%)
3. 運転音が静か 65dBA
4. ガス改質設備を省略できる
5. 設置が容易 モジュラー構成の為、素早いスタートアップが可能